ハラペーニョとは

ハラペーニョ

メキシコ原産の青唐辛子です。昨今は、大手飲食チェーン店でも使われることも多く、知名度も高くなってきています。

栽培は寒暖差の大きい地域が適しており、獣害や虫害も受けにくいとされています。

豊田旭地区で地域住民の方たちとハラペーニョ栽培

地域住民の方

数年前から、旭地区の耕作放棄地でハラペーニョを試験的に栽培していたところ、中山間地域の獣害被害が少なく、高齢者にも栽培しやすいものであることを着目しました。

また、昨今の激辛ブームや、海外から生のハラペーニョが入らないことから、国内在住の外国人にも需要が見込めるのではないか?と考えました。

 

特産品づくりと地域の活性化・課題解決

ハラペーニョ収穫体験

おいでん・さんそんセンターさんのご紹介で、旭地区の地域住民へのボランティア活動を行っている、モビリティ・ビレッジさんとつながりました。

ハラペーニョを旭地区の特産品にすることで、地域の活性化・課題解決につながるのでは?と考え、ハラペーニョプロジェクトを立ち上げました。

※写真は2022年に行いました”とよたつながる博“の収穫体験です。

 

旭の郷土食を継承したハラペーニョ味噌が誕生

ハラペーニョ味噌

旭地区の住民が手塩にかけて育てた”ハラペーニョ“と旭地区の郷土食”なっとう味噌“の工法を融合した、”ハラペーニョ味噌“が誕生しました。一つ一つの素材にこだわった手作り無添加味噌となっています。

味噌の甘みがハラペーニョの辛みを引き立てて、ごはんのお供や酒の肴に大変よくあいます。

“豊田市の特産品にするなら、地元企業さまと一緒に”と考え、古くから地元に愛されている丸加醸造場さん、本プロジェクトの趣旨にご賛同いただき、パートナーとして加工品の製造をお願いしております。

2022年10月より、本プロジェクトの特産品第一弾として、ハラペーニョ味噌を販売しております。

ハラペーニョプロジェクト はじまりました。

ハラペーニョプロジェクト 文字のみ

ハラペーニョプロジェクトを行うにあたり、以下のことを考えております。

1. 美しい山里の景観の維持
旭地区の耕作放棄地を活用し、地域の方たちと一緒に栽培。
旭地区をハラペーニョの特産地にしたい。

2. 高齢者の生きがいづくり
高齢者の元気の源、畑仕事が続けられるよう応援したい!
育てていただいたハラペーニョは全て、弊社で買い取りします。

3. 地元企業とタイアップした特産品づくり
地域をみんなで盛り上げたい!
新たなる特産品も開発中!

4. 関係人口の増加による共助・地域活性
地域内外における共助、交流拡大いにより、中山間地域の抱える様々な課題解決に貢献します。

日々の活動は、インスタグラムで更新しています。

インスタグラム

日々の取り組みをインスタグラムで発信しています。
ハラペーニョ味噌を使ったレシピから、マルシェの情報、新しい農地の開拓など、”農ある暮らし”の風景を、日々発信しています。

耕作放棄地を、再び、耕作可能地へ

耕作放棄されて30年。初めての開墾作業。

本格的な農業の事業化に取り組んで、体感した農業の難しさ。

ハラペーニョは、当初、見込んでいた収穫量の半分に達することができませんでした。
理由の一つに、連作障害が挙げられます。
毎年、同じ農地で育てられないのであれば、新しい農地も必要になってきます。

そんな中、新しい耕作放棄地をお借りすることができました。耕作放棄されて数十年のため、耕作をするために開墾が必要でした。
講習を受けて取り組んだチェーンソー。鬱屈としてしまっていた場所が、少しずつ畑の姿を取り戻そうとしています。

作物を増やすためには、農地の拡張が欠かせません。
農地の拡張は、同時に景観の維持・改善につながります。

事業を進めながら、地域(旭地区)に貢献する。
そんなサイクルが、少しずつ始まっています。